カテゴリー別アーカイブ: 結婚に纏わるあれこれ

7.チャペル式(PART 1) ⇒カトリック(新郎・新婦のいずれかが信者) プロテスタント(誰でもできる)


<チャペル式の魅力>
今や結婚式と言えば神社よりチャペル式が圧倒的に主流となっています。日本での歴史は、いろんな説がありますが、1981年のダイアナ妃の結婚式がきっかけで一気にチャペルブーム(正確にはウエディングドレスブームと言った方がよいかもしれません)になったと言われております。
そこまでチャペル式が拡がり、一時のブームではなく定着したのはそれだけ魅力があり、日本人にも受け入れやすい形式だったと言えると思います。
よく、『式のスタイルのご希望は?』とお聞きして、『チャペル!』と答える方に次の質問をします。
『チャペルのどこに魅力を感じておられますか?』
そうして返ってくる答えで多いのは・・・・。
① 『なんとなく、雰囲気がいい(憧れている)』
② 『ヴァージンロード!』
③ 『ドレス!』
④ 『かつらが嫌なので・・・。』
⑤ 『みんなに祝ってもらえる』
だいたい①~④の4つが多いのではないかと思います。
① と②は本来教会式がもつ独特のムードやプログラムのことを指していて
③ と④が衣裳に関すること、⑤が列席者のこととなります。
衣裳を除く①と②と⑤が教会式の魅力のことを指しています。
つまり教会式とは
“みんなに見守られながら、厳かな雰囲気の中、愛を誓う式”
と表現出来ると思います。
この詳しい次第(プログラム)や魅力の演出は別の機会に述べさせていただきますが、
魅力の一つにあげられる“みんなに見守られる”は最近だと少しぴんとこない人もいるのではないでしょうか?
今のように教会式が主流になる前はほとんどの方が神前式でした。
それも神社でなくホテルや式場の中にある神殿で式を挙げられる方が圧倒的に多かったのです。
神前式がもともと家族と親戚が参列して挙げる意味合いが強いこと、そしてホテルや式場の中に造られた神殿は列席出来る人数が2~30人のキャパに神殿がほとんどだったため、式に友人が列席するということはほとんどありませんでした。
そんな背景から、チャペルブームになり次々とホテルや式場では、チャペルが造られたわけですが、神殿より大きい広さで創られ友人も列席できるようになったこと、そして神前式と違い教会式は親族だけでなく友人や知人も列席が可能なため、教会式=たくさんの人(友人や知人)に祝ってもらえるという構図が確立されました。
チャペル入場と言えば新婦と新婦父で入場、退場と言えば友人など多くの人からフラワーシャワーで祝福という入退場の神前式にはない演出も人気を呼び一気に拡まりました。
その教会式が定着してからは、ホテル内に造られる神殿が教会のように友人も列席出来る大きな神殿だったり、最近は新たに神社式が人気になり、もともと神社だとホテル内の神殿より収容人数が大きいため神社式に友人や知人も列席することが増えてきたので、教会式がみんなに祝ってもらえるというと最近は神前もみんなに祝ってもらえるようになってきているとこともあるので、列席者の違いは少なくなってきてます。
ただ教会式が人気が出始めて定着するまでの間はチャペル=友人も列席 神前=親戚のみということが一番大きな違いでした。
この2~30年の間で、人気に火がつき一気に定着するまでになった教会式ですが、人気が出始めたころはよく(特に両親)こんな質問をされました。
『うちは、クリスチャン(キリスト教徒)ではないのだけれども、子供たちが教会で挙げたいと言い出して困っている。そもそも仏教徒でも挙げれるのか?』
今ではこんな質問さすがに、されなくなりましたが・・・20年前ぐらいまでは、新郎新婦が教会式と言っていることがとても特別な、ご両親からすると“変わったこと”言い出しているという視点で捉えられる方が多くおられました。
CHAPEL イメージ

<チャペル式の宗派とは>
今では仏教徒でも、教会式を挙げられるということを皆様ご存じですね。
では、教会式はどのキリスト教でも誰でも挙げられるのかというと答えは“NO”です。
教会の宗派は、大きく分けて2つあり『カトリック』と『プロテスタント』があります。
プロテスタントは信仰宗教に関係なく誰でも挙式出来ますが、カトリックは両名もしくはどちらかが信者でなければ挙式を挙げることが出来ません。
ですので、通常ホテルや専門式場で教会式を挙げられる場合は、『プロテスタント』ということになります。
式を進行する方のことも、牧師と言ったり、神父と言ったり皆さんそれぞれなのですが、
カトリック=神父 プロテスタント=牧師と決まっています。その他 下記のような違いがあります。

《カトリック》
(司会者) 神父
(バージンロード) 赤か緑
(神を拝す場所)御堂
(再婚者の結婚)不可
(神を拝す式)ミサ
(十字架)キリスト像がついている

《プロテスタント》
(司会者) 牧師
(バージンロード) 白
(神を拝す場所)礼拝堂
(再婚者の結婚)可(理由により)
(神を拝す式)礼拝
(十字架)十字架のみ

いかがでしょう?

式を決める段階になって式場担当者から説明を聞き、それで種類があることに気づく人も多いようです。またその説明もなんとなく、聞いてしまって忘れたり・・・。
せっかく一生に一度の式を挙げるのですから宗派のこと、スタイルの違いは知っておいた方がよいと思います。
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6.神前式・チャペル式 ⇒ 希望動機はロケーション!?

結婚することが決まったら、式をどんなスタイルでするか、を一番最初に決められる方が多いのでは?と思います。
神前式とチャペル式の違いは、一言でいえば宗派が違うということです。

実際は私はキリスト教がいいとか神道(日本独自の宗教。仏教とは違います)がいいとか、そんな言い方される方はまずおられません。

式場の選択に、この挙式会場が含まれ、『〇〇という会場のチャペルがいい』とか『○○神社で挙げたい』など・・・。
つまり式のスタイルの希望動機は、“どんな宗派で”ではなく“どこの場所で”がほとんどの方の希望動機であり、それはロケーションのことを指しているということになります。

宗派のことでいうと、日本では宗派は仏教の方が圧倒的に多いと思いますが、普通に考えれば仏教=寺=仏式が多くなるはずですが、日本式というと神前式(お寺で挙げる仏式も、もちろん存在します)のことを一般的には指します。特に改宗しなくても普通に出来ます。
神道と仏教は違う宗教ですが、ここ日本では家に神棚(神道)も仏壇(仏教)もあり、共存していたりします。このあたりのことは結婚する上で知っている必要はまったくないのですが、神社で式を挙げられる方でしたら知っておくとよいことでもあると思います。

完全に横道にそれましたが、式はほとんどの方が“どんな場所で”つまりはロケーションで選ばれているということかと思います。

また“和(神前式)”か“洋(教会式)”かという表現をされる場合は、ロケーションに近いのですが和装(白無垢)か洋装(ドレス)かをイメージしておられることが多く、つまりは着たい衣裳が式のスタイルを決めるということもあります。

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この根底にあるのは、残す(画像)イメージがすごく強いのではないかと感じます。
一生に一回、生涯を共にする相手との約束をするその場面だから自分がどんな衣裳で背景はどんな場所で・・・。
最も大切な場面だからこそ、のちのちその時のことを臨場感を持って思い出すであろう写真のことも一緒にイメージして式場を決定していただきたいと思います。

5.人前式 ⇒ 候補にあがるのに人前式が何か知らない!?

最初にご来店いただいた新郎新婦様にアンケートを書いてもらいます。
挙式の希望欄で人前式にチェック入れられる方に希望される理由をお聞きするシーンで・・・。

プランナー)『人前式を希望されていますが、どんな人前式を希望されていますか?』
新郎新婦)『特に希望はありません』
プランナー)『それでは場所はどこか希望はありますか?』
新郎新婦)『特に希望はありません』
プランナー)『・・・・・・・・。』

よくあるシーンです。
なぜ人前式を希望されているのに希望がないのか・・・・。
BISCALIA

 

<人前式>
形式や格式にとらわれず、列席者に結婚の証人となってもらうスタイル。
ふたりに縁のある場所を会場にしたり、ふたりで考えたオリジナル進行で行うことも可能。

① 列席者に証人になってもらう。
② 会場を自由に選べる。
③ オリジナルな進行で行うことが出来る。

① ~③の3つが主な人前式の特徴です。

冒頭のようなシーンはなぜおきるのでしょう!?
次の質問をするとすぐに答えが出ます!!
プランナー)『なぜ、人前式にしようと思われたのですか?』
新郎新婦)『人前でキスするのがちょっと・・・・。』
『三々九度とか、何かかしこまった感じが抵抗あるんです。』

答えはまちまちなのですが、人前式を希望しているけど人前式のことは良く知らないと言う方の共通点は1つ!
教会式のここが嫌、神前式のここが嫌というそれぞれ思い描く自分自身にとってのマイナスなところを避けるための“人前式希望”なのです。
もちろん、人前式に決まりはありません。〇〇式のこの部分を省いて式をするから人前式というのはチョイスとしては正解です。

ただ教会式にしろ、神前式にしろ、教会や神社に事前に確認してみて、式のここを省きたいだったり式でこの行事を追加したいと事前に聞いてみると案外すんなり通ったと言う事例がたくさんあります。
まずは、やりたくないということがあれば事前に教会や神社に聞いてみることをおすすめします。
またやりたくないことをやらないという理由で人前式になったとしても、先に述べさせていただいた人前式の特徴《①列席者に証人になってもらう。②会場を自由に選べる。③オリジナルな進行で行うことが出来る。》をしっかり把握して人前式を行ってほしいと思います。

自分自身にとって一生に一度の大切な行事です。
式の特徴だけでなく、なぜそれをするのかの意味をしっかり理解して式を挙げてほしいと思います。

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4 当日の披露宴の演出 ~どう見せたいか?の前に何のためにやるかを考える~

今から2~30年前の結婚式では、結婚披露宴の演出というとキャンドルの点火の際にシャボン玉を飛ばすとか・・・・ドライアイスがもくもくと出ている中でケーキ入刀をするとか・・・・。新郎新婦を舞台に立つ歌手のように演出する、“見せる”演出というものが大流行でした。
バブル期のころの話です。
最近はゲストにどう喜んでもらうか、どう参加してもらうかという本来の観点で“あたたかい”演出を心がけるようになってきているようです。




同じ演出をするにも、下記のような考え方を心がけると披露宴の演出の作り方が見えてくると思います。

<どう見せるか ⇒ 何をどう伝えるか>
披露宴ではしっかり伝えるべきことがあります。
① 新郎新婦の生立ち
② 新郎新婦の馴初め
生立ちは相手側の列席者(新郎であれば新婦側)を中心に自分自身がどう生きてきたかということをしっかり伝えることが大切です。
馴初めは二人がどう出会って今日まで来たかをしっかり伝えることが大切です。




① ②この二つを伝えることが披露宴の目的です。
何のためにやるのか、から完全に外れてしまう演出はその後自分自身の心も列席者の心にも残らないものになると思います。
ぜひ披露宴のプログラム作りには、そもそも披露宴は何のためにやるのかを常に意識して組み立ててみてください。

鏡

当社主催のキモノショー2014(毎年開催しているキモノフッションショーです)の模様です。


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3 『婚約から結婚の当日までのスケジュール』 ⇒ 本来の意味を考える

結婚式準備にはどのぐらいの期間が必要でしょうか?

時計

半年!? 一年!? 三か月!?
この決めて動き出してから挙式日までの期間ですが、早い方は1年、直近で動かれる方で短い方は1か月(フォトウエディング<写真のみの結婚式>だと1週間)とカップルにより様々です。
現場ではこんな相談を受けます。
『半年後に結婚したいんだけど、今から間に合いますか?』
『来月挙式しようと思うんだけど、もう動いた方がいいですか?』




先の方は半年あるので、理想的ですよね。間に合うというより丁度いい。
後の方は、1か月後ということは当然もう動かなくてはならない。

リードタイムの感覚にこれほど個人差があるのは、結婚だけではないでしょうか。
手帳

では、なぜこれほど差が生まれるのか。
先の充分時間があるのに、足りないのではと考える方も時間があまりない(もちろん会場に空きがあって、列席者が来れるという条件が整えば1か月でも間に合います)のに、一見少しゆっくりしてらっしゃる方も根本にあるのは同じではないかと思います。

それは・・・・。

『結婚は決まったけど、どの順番で何をしたらよいかわからない!!!!』
ここにリードタイムの大きな差が生まれるのではないかと思います。

ではいつごろがよいか?という問いに対しての定番の答えを2つ紹介します。
『早ければ早い方がいい』 これは自分がいいと思った日に会場が空いている、いいと思った衣裳が空いているなど予約に関することです。けっして準備が早ければ早い方がよいということではありません。

『半年前』もしくは『3か月前』 半年前の意味は、3カ月前に招待状を出してからは決めることがたくさん出てきて余裕がなくなるので、その前に“やらなければならない”ではなく“やりたい”が考えやすいのが半年前という理由であると思います。
また3か月前は招待状を出すタイミング(早すぎず遅すぎず)そのものを指していると思います。
自分が気に入った会場が自分のいいと思う日時に空いている・・にこしたことはないので会場押さえはやはり早い方がいいという(当たり前ですが)ことになります。
ただ会場押さえが終わったあとは、4~6か月前から準備するのが理想ではないでしょうか?
“やらなければならない”の前に“やりたいこと”を自由に考える時間をたっぷりとっておくというのが理想です。
ただ、当日の進行などを早い時期(例えば半年前)にすると当日に近い時期ですでに思いが薄れてしまったりするものです。
打合せ内容により、それぞれ挙式日から逆算してちょうどよい時期というものがあるように思います。

2 『結婚式(挙式・披露宴)』「それぞれの家で考えると納得!結婚の基礎の基礎 』

『結納』「それぞれの家で考えると納得!結納の基礎の基礎」からぜひご覧ください。
結婚式は結納ほどの混乱はないようですが、それでも結婚式もそれぞれの家で実施すると考えると本来の形が見えてきます。
結納は新婦家とするなら結婚式は新郎家の家と想定すると結婚式(挙式・披露宴)が何を意味してそれぞれの立場で何をすればよいかがわかります。




新郎家(主催者)がお客様を招いておもてなしをする。結婚した二人を披露する。
これが本来の意味です。
ただ結納が<誰が>新婦家が<誰を>新郎家を・・・。であるのに対して結婚式(挙式)や披露宴は<誰が>新郎家(主体)と新婦家が <誰を>親戚・友人・主賓など身近な方を・・・・。となります。




新郎家が主体ですが新郎家と新婦家があくまで主催者です。

披露宴のよくあるエンディングの光景。
末席に新郎新婦と両親が一列に並び、①新郎のお父様が挨拶 ②新郎が挨拶というシーンをよく見られると思います。
新郎お父様の挨拶は、新郎父挨拶というプログラムではなく『両家代表謝辞』と言います。
つまりは、招いた側(新郎家と新婦家)の代表者が今日はありがとうという御礼を述べる場面ということです。

細々(コマゴマ)と書きましたが、結婚式や披露宴は一生に一度で皆さん思い入れが強い分、たくさんの演出や商品があります。
ただそのたくさんの演出や商品があることで、本来の意味がわかりづらくなっているかもしれません。
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1 『結納』「それぞれの家で考えると納得!結納の基礎の基礎」

結納品、受書、家族書などのしきたり品と記念品、結納金など
結納当日までに準備するものリスト

結納をすることが決まったら、まずは日時や場所、仲人の有無を決めよう。日程は結婚の3~6カ月前で大安・先勝・友引のいずれかを選ぶことが多く、場所はホテルや料亭、式場などが一般的。次に関東式、関西式などのスタイルを決定し、それにあわせて結納品、家族書などの儀式的なアイテムを手配。さらに男性からの結納金の金額や婚約記念品のこと、女性からの結納返しの金額、会場費の負担をどうするかなどを決め、当日を迎えて。服装についても両家で話し合って、トーンをそろえておくと安心。  (ゼクシィネットより)
参考アドレス http://zexy.net/mar/manual/kiso_yuino/chapter2.html

結納ってむずかしい・・・結婚式するのに結納って必要・・・結納ってつまり何?




結婚の相談にのっていると、こんなフレーズをよく聞きます。ゼクシィネットにも上記のように掲載されているので調べればすぐ出てきます。では詳しくはゼクシィネットでお調べくださいm(__)m
もちろん冗談です。
もっともっと常識的なこと基礎の基礎がわかっていないと結納は理解出来ません。
昔は結納は(最近もやっておられる方はもちろんおられます)家でやるのが慣習でした。家でやると考えると結納本来の意味もだれが手配したらよいかということも理解出来ます。質問です。
Q 結納を家でやるとしたらどっちの(新郎家OR新婦家)家でやるのが正解でしょう????
あっ!お嫁取り(新婦が新郎の家に嫁ぐ場合)の場合です。
A 答えは、新婦家です。

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結納と結婚式を時系列で見ると
結納⇒婚約・プロポーズ・両親への挨拶・両家顔合わせ
結婚式⇒挙式(入籍)・お披露目
となります。つまり結納とは結婚の約束であり新郎家が新婦家に行き「娘さんをください」という行事です。
たまに新郎家が結納の場所を先に手配されて、新婦家が戸惑うという場面がありますが、結納の場所は新婦家が手配して新郎家に案内をして新郎家の到着より先に行って待っていると言うのが正解です。
新婦家が自分の家に新郎家を招くと考えるとイメージがつかみやすくなると思います。

23 “ 晴れ(ハレ)の日” について

晴れの日かしいしょう というサイト名で運営している関係で昨日(成人の日)は心配されたお客様からたくさんお問合せをいただきました。

今、ニュースで取り上げられている、HARENOHI(ハレノヒ)とは当社は一切関係がありません。ご安心ください。

 

晴れの日という言葉は最近使わなくなりました。皮肉なことに残念なニュースでクローズアップされてしまいましたがこのニュースで改めて晴れの日が注目されていることと思います。

 

晴れ(ハレ)の日 【はれのひ】

多くの人から注目されて、光栄に感じる特別な日。待ちに待った、その人の生涯において記念すべき日。人生でただ一度になるであろう、めでたい日。

 

最近使われなくなった要因は、節目というものを大切にしようという意識が段々薄れてきたことが要因ではないかと思います。

 

一概に言えませんが我々ブライダル業界が直面している入籍はするけれども式や披露宴は行わないカップルが増えている(実施率低下)ことも節目を大切にする気持ちが薄れていることも関係しているのではと思います。

 

当社のサイト名の“晴れの日かしいしょう”ですが、当初この節目感を大切にしようという思いでつけさせていただきました。

成人式や卒業式、結婚式がその“晴れの日”にあたるからです。

 

お客様の一生に一度をお世話する我々の覚悟です。

つまり『お客様に対して節目を大切にしましょう』と呼びかけるのではなく、

『お世話する我々が一生に一度という覚悟でお世話させていただきます』という思いを発信したくて、この名前をつけさせていただいた次第です。

 

東京や横浜の近隣の同業の方々がその場の対応で被害にあわれた方々を助けた(着物レンタルや着付け)こともあわせて報道されました。

 

私事ですが、以前ホテルで宿泊支配人をさせていただいた時期があります。

ホテルの形態にもよりますが、一般的にホテルは、宴会や婚礼、レストラン、宿泊等々様々な形で訪れられるお客様のご意見やご要望は一旦全て宿泊担当者が受け付けます。

そして中にはクレームになってしまった場合、クレームの対応は大体宿泊支配人が対応します。

そんな関係でこの時期たくさんクレーム対応をさせていただきました。

どんなクレームもよりよい着地というのは、共通しています。

『申し訳ありません』で終わるのではなく、しっかりお詫びした後、『今度は必ずこのようなことがないようにしっかりやらせていただきます。ぜひもう一度チャンスをいただけませんか?』と着地します。

つまり、これからも関係を続けさせてください、という終わり方です。

 

自分の経験から長々と書かせていただきましたが、この着地が唯一、絶対に出来ないタイプのお客様がおられます。

 

もうお分かりかと思いますが・・・・。晴れの日(一生に一度の節目の日)のお客様です。

つまり『もう一度チャンスをください!』と言えない、だからこそ尚更のこと強い覚悟で挑ませていただくということです。

 

店名や社名、サイト名に晴れの日をつけるかつけないかに関わらず成人式や結婚式のお世話をさせていただける我々は新人からベテランまで、アルバイトから経営者まで、立場に限らずほとんどの人が共有している思いでもあります。

 

だからこそ、理由はわかっていませんが、それだけ大きな報道にもなりました。

意図的に行われたとすれば絶対に許されません。

 

今回皮肉なことですが、はれのひ(節目)がクローズアップされましたが、同業の我々は今まで通り、これからもお客様の晴れの日(節目)に覚悟をもって挑ませていただきます。

22 BGMの重要性

図1http://bridal-souken.net/research_news/2017/10/171018.html

10月に2017年の結婚トレンド調査をブライダル総研さんが発表されました。
結婚トレンド調査2017
20代前半にプランナーをやっていて(25年ぐらい前です)40代になりブライダル業界に戻ってきて一番違和感を感じたのは、『サプライズ』という言葉でした。奇をてらったことで演出感を高めるということは、イベントとしては気の利いたことですが・・・。結婚式には合っていないような感じがしたのです。      何かサプライズ演出が成功することは、それだけ本人を喜ばせることになることは承知の上でどうもご本人ではなく、やる側(式場やプランナー≪本当のやる側は新郎家新婦家ですが・・・≫)にスポットがあたっているように感じて仕方なかったのです。

最新のトレンド調査で目を引いたのは・・・・・。

ブライダル総研2017

空間づくりに関わる演出が増加という箇所です。つまり、”ありきたりにならない”や”感動的な”ものではなく、”自然体で楽しめる”スタイルに変化しているということのようです。お世話する、我々はついつい、いろいろやりたがる傾向にありますが、作りものではなくそこにおられる方々がじわ~っと自然に感動するような結婚式・披露宴こそが望ましいということだろうと思います。

それと関連で音響空間づくりをよくしたいという思いが高まっているようです。

以前書くだけ書いてアップするの忘れていたブログです。

結婚式・披露宴のBGMについてのブログです。

(前置き長くなりましたm(__)m )

音のない、ドラマや映画ってなかなか想像できません。

ドラマや映画などの映像に、流す音というのは時に主人公の感情を表現したり
次に起こる場面の予告(盛り上げ)だったりします。
例えば主人公をアップで捉え、主人公に台詞がないときには
ほぼそこで流れる音が、=(イコール)主人公の感情になるような重要度を占めます。
悲しい時に台詞で『悲しい~』なんて言われたら興ざめなんてことになります。
主人公の表情とその時バックに流れる音(BGM)で全ての表現が決まります。

次に起こる予告と言えばふる~い映画ですがサメが人を襲うという
『ジョーズ』を真っ先に思い出しました。(例えが古い上に結婚式の話題なのに恐怖映画が例えですいません)
海面をカメラが写し、それだけでは次に何が起こるか予測がつかないのですが
♪ダッダ ダッダ♪ とティンパニーと管楽器が不気味にそして規則的に音を刻み
段々音が速くなり大きくなっていきます。
音だけで恐怖の瞬間を予告します。

そのぐらいにドラマや映画には音がきってもきりはなせません。

結婚式もドラマや映画と同じぐらいにBGMが重要です。

ケーキ入刀の瞬間、司会者が『ケーキ入刀です』と言ってから音が流れなかったら
どんなに列席者が祝福したいという気持ちがあってもどこで拍手していいのか
わからなくなってしまうぐらい盛り上がりません。

 

どこでどんな音楽を流すかというタイミングとマッチングはとても大事です。

しかしながら、このタイミングやマッチングのみ重視するあまり、このBGMを
選ぶ際にあまりおすすめ出来ない選び方をされる方が多くおられます。
私が思う、あまりお薦めできない選び方は2つあります。

1)結婚式に合う曲を選ぶという視点で自分たちが聞いたことのない曲をただ合うという理由で選ぶ <マッチングだけ重視派>

2)タイミングが重要とばかりに、自分達が選んだ曲をどの場面がいいかとあまりわからないながら場面までプロに相談せずに決める<タイミングまで自分たちだけで決める派>

この2つがなぜお勧めできないか説明します。

1)<マッチングだけ重視派>
ケーキ入刀などの瞬間に使う効果音的な音をのぞけば、例えば入場や退場という場面の長く曲をかける場面では音的には入場(スロー~ミディアム)、退場(ミディアム~アップテンポ)ぐらいでこの結婚式に合う曲はこれ!と言い切るのは
厳密にはおかしくて、合う曲はたくさんあります。

ではなぜ結婚式に合うという視点だけで曲を選ぶのがお薦めできないかというと、
『結婚式に合う』ということそのものが悪い訳ではありません。

ここにとてもとても大事な視点が抜けていることがお薦め出来ない理由です。
(もう、おわかりでしょうか?)
『自分たちが聞いたことのない曲』

という点がお薦め出来ない理由です。

BGMはとても重要です。

列席者にとっても、自分たちにとってもです。

場面に合うということをふまえた上で自分達の好きな曲や

思い出深い曲をかけるべきと思います。

結婚式が終わってから、結婚式で使った曲が

偶然かかったり好きなアーチストならライブに

行ってその曲が歌われたら・・・と想像してみてください。

結婚した時の気持ちを思い出せるはずです。

ぜひ!自分たちの思い出深い曲を意識して使っていただきたいと思います。

ただ、この1)<マッチングだけ重視派>のリクエストされる気持ちはとてもよくわかります。

こんなリクエストをされる方の気持ちは”自分たちは合う曲がわからない”です。

当然です。そんなに結婚式見る訳ではありませんし、列席したからと言って

そこで何がかかっていたかを研究される方もおられないと思います。

しかし、”どこで何を”がイメージできるプロがいます。

ですから、まずは自分たちの思い出深い曲や好きな曲をしっかり伝え

かける場面をプロに決めてもらう・・・というのが理想です。

2)<タイミングまで自分たちだけで決める派>に関しては上記の通りなのですが

1)の方とは逆にかけるタイミングまで自分たちでなんとか決めようとすると

まったく合わない(選べる範囲は広いと言いましたが・・・・)ということもあります。

<1>曲を選ぶ→<2>場面を相談する→<3>(気になるようなら)どの場面にどの曲がかかるか聞く

せっかくプロがいるのですから<2>場面を相談するという機会をぜひ作ってもらいたいと思います。

曲を決められて場面も決められている場合は、プロの側もアドバイスすれば良いのですが、言われた通りにかければクレームにもならないしと、(特に曲選択が直前の場合)

合う合わないを、あまり考えずかけてしまうこともあるように思います。

 

ぜひ(1)しっかり好きな曲や思い出深い曲をリクエストする。

(2)リクエストした曲がどこの場面にかけたらよいかプロの意見をしっかり聞く

この(1)と(2)の2つをしっかり行い、結婚式の効果的なBGM選びを行ってください。

 

 

 

21.ギフト(引出物)は列席者のことのみ考えておけばOKか?

今回は引出物についてです。
このタイトルを見てすでに結婚式をあげられた方はぴ~ん、とこられるのでは・・・と思います。
“列席者のことのみ考えておけばOKか?”とはつまり結婚式に来られない方(列席者以外)のことも考えておく必要があるという意味です。
結婚式が近くなり、準備に忙しくしているタイミングでこちらが予想していなかった方から結婚祝いをいただくことがあります。
例えば『職場の方から連名でお花をいただく・・・』等々。
やはり結婚式のご祝儀ほどのボリューム(金額)ではないにしろ、何かお返ししなければと思われることが多いようです。
さらに・・・連名だとどのように返していいかますますわからなくなると言われることがあります。

式場によると思いますが、通常は列席者以外のお祝い返しも式場担当者は相談にのってくれると思います。
結婚式以外のお祝い返しがどのようなものが多いかというと、ほとんどは結婚式の引出物にのっているジャンルです。

結婚式の引出物と結婚式以外のお祝い返しを別々に考えるととてもたいへんです。

 

(1) 式場担当者から名簿を余分にもらい、あらかじめ結婚式に招待していないけどお祝いをもらった方リストというものを作成しておき
(2) 結婚式の引き出物を考えるときに同時に考えて
(3) 結婚式が終わった後に、(お祝いもらうタイミングが早かった方も直前の方にも)お祝い返しをすることをお勧めします。

菓子
皆さん、よくわからなくなるのが返すタイミングです。
お祝いをいただいたらすぐお返ししなければと思いお祝いをもらうごとに一つ一つアクションをおこされる方がおられますが、たいへんな労力を使います。
結婚式を無事行いましたという報告と共にお祝い返しをすることは早いタイミングでお祝いをいただいてもけっして失礼ではありません。

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結婚式の引出物を考えるときに同時に結婚式に招待していない方でお祝いをもらった方のことも同時に考えて商品を決めましょう。とても整理しやすく考える時間も少なく出来ます。