月別アーカイブ: 2016年11月

20 挨拶を頼まれたら、どんな挨拶がベストか?  <配役(立場)から考えて何を言えばいいのか(何が望まれているのか)を考えるとうまくいく 友人スピーチ等>

とても長~いタイトルになってしまいましたが、今日は結婚式の挨拶を頼まれたらどうすればよいか・・・・。というお話をさせていただきます。

場面によって少しかための話が適している場合や少しくだけた話が適している場合等・・・・・もちろん場面によって違います。

どんな状況(場面)ということを事前に考えられる方は結構おられます。
披露宴始まると『どんな場面?』と聞かれる方は多くおられます。

その割にはどんな立場か?ということを考えられる方はとても少ないように思います。
説明します。

例えば新婦友人スピーチを例にとってお話します。(新婦のご友人が特に立場を考えないでスピーチを終えられる方が多いようです)
どんな立場か?→つまり新婦の友人という立場です。
友人から見て新婦はどんな人か?が皆さん聞きたい訳です。
会社の上司であれば普段の仕事ぶりが聞きたい。
高校からの友人であれば高校時代やその後現在にいたるまでの、『新婦ってどんな人?』を皆さんに伝えるのが役割です。

この『どんな人?』を全く伝えないでスピーチを終えてしまう方が多くおられます。
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結婚式のスピーチは祝辞という言うわれ方をします。この祝辞という表現から“おめでとう”というスピーチととらえられ、その祝辞だけで終わってしまうことになってしまうのではないかと思います。

この新婦友人の場合に体の向きも新婦に向き、おめでとうと言った後に二人(新婦と新婦友人)しか、わからない思い出話がはじまる。感情がもりあがり新婦と新婦友人は涙、涙・・・・。
よくある光景です。
新婦も感動してとてもよい場面のようですが・・・・。
周りは何に感動しているのかわからないということになってしまいます。
つまりどんな立場(新婦友人)で、が抜けてしまっています。

新婦友人と言う立場で新郎家の列席者や(時には)新婦家の列席者へ友人しか知らない新婦の人となりを紹介することが理想的です。
上司なら仕事ぶりだったり親戚だったら幼少期のことだったり・・・。
二人だけでなく列席者へという視点を必ず持って話していただきたいと思います。

1周忌 

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本日は先代の1周忌法要

ご高齢になった
叔父叔母や
名代で来てくれた従兄たちも含め
皆さんの元気な顔を拝顔することが
できました。お互いの健勝を約束し
1年後の3回忌では大いに酒を酌み交わし
語り合おうということになりました^^
冠婚葬祭って改めてとても大切なご縁をつなぐ
機会だと思います。
人間関係が希薄で疎遠になりがちな
今の時代だからこそ
絶対に必要な行事だと感じました。

1年というのは早いものです
濃い時間を過ごしたというか
振り返るといろいろなことがありました。

弊社では継承ということを
今年のスローガンに日々過ごしていますが
継承することの難しさをこの1年で
痛切に感じています。

今回の1周忌を
公私ともに継承すべきことを
改めてしっかり伝えていくと
誓うよき日とします。

19 友人司会を頼まれたら・・・・

披露宴の司会は必ずプロにお願いするとは限りません。

自分のことをよく知る人にお願いしたいとの思いから、仲のよい友人にお願いするケースもよくあります。

そこで、今日は「もし結婚式(披露宴)で司会をお願いされたら」ということで結婚式の司会をする際に気をつけたらよいと思われるポイントについてお伝えします。

全体的に意識しておくとよいことは次の3つです。

 

1.落ち着いて行動する

2.周りの動きを把握する。

3.聞き取りやすく話す

 

司会原稿などは、いろいろな例文がありますし担当のプランナーさんが準備してくれる式場もあります。

何を言うかは、さほど問題ではありません。

むしろ、タイミングや急なことへの対応が課題となります。

そこで上記3つの事柄に気を付けて司会を務めると成功間違いなしです。

では上記3つを具体的に説明します。

 

友人司会

1.落ち着いて行動する
予定通りに進まない場合や、予定外のハプニングには、慌てず、キャプテンやプランナーなど会場の係の指示を受けることが重要です。
台詞を間違ったり、噛んでしまうぐらいのことは、たいした問題でなく重要なのは式場側と連携をしっかりとることです。披露宴に列席していると進行に関することは全て司会者さんが動かしているように見えますが実際は会場責任者のキャプテンとプランナーが進行している場合が多くあります。
2.周りの動きを把握する。

ポイントは2つです。

1つ目はタイミングです。

ケーキ入刀やキャンドルなどのタイミングをキャプテン(新郎新婦の動き)と取り合う場合。

しっかりキャプテンの合図を待ちタイミングをあわせることです。

2つ目は列席者の確認です。

次に案内するプログラムで名前を呼ぶ予定の人が会場にいるかどうかを常に確認してから案内することをおすすめします。

案内して名前を呼んでから、お手洗いなどで会場の中におられない・・・なんてことがよくおこります。
3.聞き取りやすく話す
話し口調は、ゆっくり、はっきりした声で。
マイクを通して広い会場で話すときは、普段話をするスピードよりゆっくり目にコメントすると

丁度良いと思います。

そうでなくても、緊張するとついつい早口になってしまいがちです。

ゆっくり・はっきりが大事です。


最後に・・・。

2.周りの動きを把握する。の関連になりますが、私が今まで見てきた友人司会者様の

ありがちな失敗についてです。

一番多いのが乾杯のシーンです。

 

乾杯のシーンは、会場スタッフは結構やることが多いうえに、乾杯まで(披露式)が厳粛なシーンで会場も静まり返っていることがほとんどで、人が動いたり皿を置いたりの一連の動作も大きな物音のように感じ目立ってしまうことがあります。

そんな緊張感のある中で、ついつい司会の方は順序を間違えてしまうと言うことが起きます。

 

具体的に言いますと・・・。

  • サービス員が列席者全員に飲物を注ぐ←サービス員
  • 準備が整った(飲物)ところで乾杯の発声をする方を案内する←司会者
  • 乾杯の発声をされる方が挨拶(祝辞をのべられる)される。←乾杯の発声をされる方
  • <乾杯の発声をされそうなところで>列席者の方にご起立いただくようコメントする←司会者

 

書いてしまうと1)~4)が当たり前の流れなのですが・・・・。

この一連の流れをイメージ出来ずに、いきなり2)の乾杯の発声をされる方の案内から初めてしまう方が多くおられます。

そして3)の乾杯の発声をされる方が飲物を配られる前に『かんぱ~い』と発声されてしまい・・・。

列席者は座ったまま・・・・そして一部の方は飲物もないまま乾杯をしてしまうということになってしまいます。

 

披露宴の司会者は気の利いたコメントではなく、気持ちよく進行するよう気の利いたタイミングが重要です。

友人司会を頼まれたら・・・ぜひ上記の3つの事柄に気をつけて大役をこなしていただきたいと思います。