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17 結婚披露宴の進行(出演順!?) ⇒ どの順が正しいか!? 

披露宴の内容の中で気を使うのは、祝辞や乾杯などを頼んだ場合の順番ではないでしょうか?

上司と元上司。新郎の上司と新婦の上司。などなど・・・・。

ここでいう順番は席次を決める際にほぼクリアしていくと思いますが、乾杯前と乾杯後で格が随分変わってきます。

下記をご覧ください。

 

♦♦♦♦ ♦♦♦♦ ♦♦♦♦ ♦♦♦♦ ♦♦♦♦

《入場》

主賓祝辞 ① (Aさん)

主賓祝辞 ② (Bさん)

《乾杯》   (Cさん)

主賓祝辞   (Dさん)

♦♦♦♦ ♦♦♦♦ ♦♦♦♦ ♦♦♦♦ ♦♦♦♦

この場合 AさんとBさんはほぼ同列。→Cさん→Dさんの順で偉い順ということになりますが、A,B,CさんとDさんでは随分格差が出ます。

つまりは乾杯の前は(乾杯の音頭を取られる方も含む)披露式で列席者で一番格が上の方、(テーブルで言えば“松”とか“Aテーブル”)という扱いで乾杯後は友人に近くなります。

 

ですので、祝辞を頼む時は、頼む前にこの人は必ず乾杯前とか乾杯後で大丈夫ということを意識して頼まれるといいと思います。

あまり何も考えず、新郎新婦併せて6人の主賓クラスの方に祝辞を頼んだら・・・・乾杯まで3~40分の時間がかかることになります。

祝辞マイク

1番上のクラスの方は乾杯前、と覚えておかれるとよいと思います。

 

そして、あまり意識しすぎる必要はないのですが、乾杯からの登場の順序も、だいたいは席次の順になっています。

どういうことかと言いますと最初に主賓。次に友人。次に親戚。そして最後に家族(両親)。

席次と同じようにどちらが上か?という観点で登場の順序に迷ったら席次の考え方と同じと思い出してください。

↓↓こちらご参照ください↓↓

《結婚式の席次の作り方》

 

今回はスピーチなどを頼む方に対して失礼のない順番の決め方ということでお話させていただきましたが・・・。

次回は、披露宴が盛り上がるため、そして皆さんに楽しんでもらうため、どんな順番がよいのか?という視点でお話させていただきたいと思います。

16 結婚式の席次 ⇒ どれが正解!?

最近の婚礼では席次表を手作りされる方が増えてきました。

中にはプロフィール付や列席者の方へのメッセージ付など手作りならではの、

心のこもった席次表もよく見かけるようになりました。

 

さて、この席次表、自分たちのこと(プロフィールやメッセージ等)は、すらすら書けるのに“席次”(誰にどこに座ってもらうか)については、悩まれる方が多いようです。

 

席次の打合せでは、(1)『どっちが上座?』ということと(2)『どちらの方が上座(立場が上)?』ということが多く質問されます。

(1)は席そのものの質問で(2)列席者の方の立場の質問、です。

この(1)と(2)の大原則がわかっていないと、列席者の個人個人の席次や、ある方とある方(例えば会社での位が同じ方)でどっちを上の立場にするか(もしくは同じ立場)という細かな配置も全てがずれてきてしまいます。

 

と、言う訳でこの(1)と(2)の結婚式における大原則についてお話します。

実に単純な論理です。(※席次は細かく一人一人考える前に、まずは大きく全体図を見てからひとりひとりの席次を決めてください。)

 

下記の図をご覧ください。

 

席次

 

☆に近いところが上座。遠いところが下座。

そうすると縦軸と横軸があり、縦軸と横軸、どちらを優先すべきか悩む場合があると

思います。縦軸優先です。

例えばDは、1列目(縦軸)ですが一番中心(横軸)から離れている。Eは、2列目(縦軸)ですが、中心(横軸)に位置する。

ではDとEどちらが上座か?

縦軸優先です。通常Dが上座です。

テーブルの、上座・下座を理解して次にテーブルの中でも、縦軸・横軸を考えながら配置します。

どうですか?

全体図を見ながら上座・下座を理解すると席次は、簡単です。

これが、最初の問いの(1)『どっちが上座?』の答えです。

 

では(2)『どちらの方が上座(立場が上)?』について説明します。

席次についての上座・下座を理解したら、次は人です。

 

席次よりシンプルです。

  • 会社関係 → 2)友人 → 3)親戚 → 4)家族

この順序です。

 

この中で、最初にこんな疑問を持たれる方がおられます。

 

『親戚の最年長のおじさん、会社もたくさん経営していて、結構偉い。議員にも知り合いが多い。そのおじさんより、同じ年の友人の方が偉いの?』

 

答えは、お解りかと思いますが、友人の方が親戚より上座です。

「血の濃い方が、下座」という言い方をしたりもします。

この親戚と友人の位置関係は結婚披露宴ならではという感じがします。

これが、2番目の問い、(2)『どちらの方が上座(立場が上)?』の答えです。

その、理解を深めていただくために極端な事例をお話します。

≪新郎様が親戚の伯父様の経営する会社に勤めている。その会社の主賓として伯父様が列席する。席次表の肩書きも会社の代表取締役社長として印刷した。≫

 

この場合は通常上座に座っていただくのがベストと思います。

 

つまり、だれが偉い、偉くないではなく・・・・・どの立場で列席するか?(会社関係なのか親戚なのか友人なのか・・・・)で上座・下座が決まるということです。

 

結婚式の席次は、通常の式典や会社の宴会の上座・下座とほぼ同じなのですが、

“親戚” ”家族“ という立場が入ることのみ通常の宴会とは違うということになります。

今日は、席次の上座・下座についてお話させていただきました。

席次表を考える際の、参考にしてみてください。

祝儀

結婚式の席次について、考えていると、もちろん個人差はありますが親戚関係が一同に集まる機会は、現代では結婚式しかなくなっていると言えるかもしれません。

結婚式の列席・パーティーなど パーティードレスレンタル

PD

 

↑↑クリック↑↑ 晴れの日かしいしょう

14 披露宴、誰を呼ぶかと予算の話。(その2)

今回は前回の予算に続き、誰を呼ぶか・・・の話です。

挙式は宗派でスタイル(進行)が決まっていて、人前式も進行はそれぞれの神前式や教会式などとそれほど変わることはないと思います。

しかし、披露宴は規模(人数)はもちろんのこと、実施する内容も皆さんそれぞれでかなり考え方に幅があります。

規模も家族同士で会食というスタイルから親戚・友人も呼び会社関係も呼び中には直接は面識がなくても地元議員も招待するという方もおられます。

 

この披露宴、どのぐらいの規模でどんな内容でという確認は両家で話をして(もしくは二人で)決定されていることと思います。

結婚の話し合いでは定番のフレーズ『簡単に』とか『普通で』とか『二人にまかせましょう!』などの言葉が飛び交います。

 

簡単な披露宴、普通の披露宴といっても片方の家の“簡単な披露宴”がそれこそ友人や親戚や会社関係を呼び一般的にはしっかり披露宴と見えてもそのご家庭の感覚では“簡単な披露宴”かもしれません。

また片方の家の“普通の披露宴”が家族と一部の親戚を呼び会食すること、それが“普通の披露宴”かもしれません。

 

簡単と思う規模が、一般的には“しっかり披露宴”で・・・・。

簡単ではない普通クラスと思う規模が、一般的には“簡素化(シンプル)披露宴で・・・・。

 

両家の思惑が噛み合わないと、しまいには『二人にまかせましょう!!』となってますます規模が定まらない、つまりは誰を呼ぶかが決まらない・・・。

最近よくお見受けする傾向です。

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両家の話し合いでは、抽象的な“簡単”“普通”“それほど立派でなくても・・・”等の言葉でなく『誰(親戚・友人・会社)を呼ぶか』はしっかり決めていただきたいと思います。

規模さえ決まれば、その後の話合いはとてもスムーズに運ぶと思います。

 

規模を決められる際には・・・・。

ぜひ『呼べば呼ぶほど、予算が助かる』ということを念頭においていただきたいと思います。

 

新郎新婦様やご両親の中には、税理士さんや経営コンサルタント、経営者の方などももちろんおられますが・・・。

そんな普段、お仕事では常に数字を見ながら予算を立てられておられる、ビジネスで数字が得意な方々もなぜか結婚式になると予算が苦手、もしくはまったく判断出来なくなる方をよくお見受けします。

おそらく根底には、一生に一回の神聖な結婚式、ビジネスのスタイルを持ち込んではならない・・・・ドライに割り切ってはならない・・・・そんな思いがあるのではないかと思います。

 

しかし、限られた予算、使わないということではなく“何に”“どれだけ”使うか“という考えをしっかりたてて、大きなお金だからこそ、そしてそれこそ一生に一回の晴れの日だからこそしっかり、真剣に、そして上手に予算立てしていただきたいと思います。

長々と書きましたが・・・ここで言いたいことはとてもシンプルです。

先程も述べましたが『呼べば呼ぶほど、予算が助かる』です。

 

披露宴、呼べば呼ぶほど規模が大きくなれば大きくなるほど何となく、予算がかさむイメージがあります。

しかし結婚式も展示会などの集客イベントと全く同じで『呼べば呼ぶほど、予算が助かる』のです。

お一人お一人におもてなしするのは、基本、食事と飲物とギフト(引出物)です。

つまりは変動費です。

 

それ以外のものは、演出機材だったりご本人のお衣裳だったり会場装花だったり・・・。全て固定費です。

 

持ってこられる(ご祝儀)分をまるまる食事飲物と引出物で、きっちりお返しするというのは考え方としては少し違っていて、照明や音響などの演出機材にしろ会場のお花にしろおもてなしする側がおもてなしされる側へ楽しんでもらうための“もの”なので集まった全員がそれを供与するという考え方が正しいと思います。

 

つまりは固定費にあたるものも列席者全員で供与するから負担も列席者全員でするということです。

固定費はたくさんの人で分ければ負担が少なくなります。(当たり前ですが・・・・。)

 

しかしながら先にお話ししたように、経営のプロ中のプロの方達でもなぜか結婚式になるとこの固定費と変動費という予算立てには、基本中の基本の考え方を忘れてしまう場合が多々あるようですので、結婚式にも変動費と固定費があるということ、通常は呼べば呼ぶほど予算が助かるということを知っておいていただきたいと思います。

 

晴れの日の貸衣裳は・・・。

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13 誰を呼ぶか(呼べばいいか)と予算の話  (その1)

今回は予算の話です。

『気づくとどんどん、見積もり金額があがっていき、ぎりぎりになり慌てて

あまりよく考えずに落とすところを落とした。』・・・・と結婚式の予算立てはとても

難しいと聞きました。そこで(その1)予算の部分を詳しく書かせていただこうと思います。

同タイトル、今回は2回に分けて(その2)では本質の誰を呼べば・・・についてもふれさせていただきますm(__)m

 

 

披露宴会場を予約する際にお客様からよくこんなフレーズを聞きます。

スタッフ「お人数は何人ほどですか?」

新郎新婦「なるべく少なくしようと思ってます。予算ないんで」

 

多いと予算負担が大きい・・・少ないと予算負担が少ないとなんとなく思ってしまう。

 

披露宴の組み立てと来られる方の立場(友人や親戚や会社関係)で一概に言いきれないところもありますが、むしろ人数が少ない方が費用負担が大きくなるのが一般的です。

 

固定費と変動費があります。

変動費とは列席者の方、一人一人にお出しするもの。料理・飲物・ギフト・・・等

固定費は人数によって変わる会場代もですがそれ以外には演出や会場装花など、その披露宴に参加した全員で共有するものです。

共有する・・・という考え方がキーワードです。負担するではありません。

 

ご祝儀を持ってこられたら、そのご祝儀分、先に述べた変動費にあたる料理・飲物・ギフトで全てお返しするわけではありません。

司会者や会場を飾る花等の先に述べた固定費にあたる部分も、おめでとうと言っていただいた、ご祝儀から少しづつ均等にいただくという考え方が妥当だと考えられます。

結果的にはそうなっている方が多いと感じます。

固定費は説明するまでもありませんが、人数が多い方がそれぞれの負担が軽く済みます。

10万円の演出をしようと考えて、100人の列席者だったら一人1,000円、10人だったら10,000円と当たり前ですが・・・・。

人数が多いと“高くつく”というイメージはこの固定費そのものが忘れられているように感じます。

飲物(変動費)や装花(固定費)の打合せでこんなシーンが見受けられます。

50名の列席者のお客様で・・・。

飲物Aプラン 2,500円  Bプラン 3,000円

「500円ぐらいの差額ならいい方(B 3,000円)にします。」

500円 × 50名 = 25,000円

装花Aプラン 20,000円 Bプラン 30,000円

「Bがいいと思ったけど10,000円も差があるならAにします。」

10,000円 ÷ 50 = 200円

こんな会話けっこうあるんです。

500円と10,000円という見え方です。

秤

 

実は25,000円と10,000円、もしくは500円と200円の差です。

 

結婚式と披露宴はトータルで見積りしてみると高額です。だんだん麻痺して来て数字の捉え方も訳が分からなくなってきやすいと思います。

自分でどこまで負担してどこまでをご祝儀でというラインを引いたうえで、全体の金額だけでなく常に1人単価(総額を列席者数で割る)を出して把握しておいていただきたいと思います。

そして列席者数は多い方が負担が軽いということをぜひ、しっかりイメージしてから誰を呼ぶかを決めていただきたいと思います。

 

予算から列席者数の話をしましたが、本当に重要なのは、披露宴はどのように考えて呼ぶ人を決めればよいのかという根本の部分です。

次回はただ単に呼びたい人を呼ぶということではなく、その後の人生をしっかり考えたうえで呼ぶ人を決めるという話をさせていただきます。

12 披露宴とは何のためにやるのか?

披露宴の打合せ(進行)をさせていただく際に話が迷走してしまうことがよくあります。

だいたい悩まれるポイントは、

1)列席者の中でのスピーチや余興や生立ち・馴初め動画をどんな順序にしたらよいか・・・つまり進行のこと

2)何をやったらよいか・・・つまり内容のことのこの2つです。

1)の進行については別の機会で述べさせていただくこととして今日は、“何をやったらよいか”・・<内容>についてお話させていただきます。   話が迷走してしまうのは、何となく披露宴はやった方がよいと思っているけど、何のためにやるかまでは“ピン”とこない!といったところが原因ではないでしょうか。

披露宴というぐらいですから、お披露目(二人のお披露目)+宴(宴会・会食)ということは誰もがわかっておられることですが、“二人のお披露目”のどうやって、が皆様が悩むところだろうと思います。

①二人のお披露目 ⇒ ②お二人の結婚したことのお披露目

⇒ ③新郎・新婦の生立ち(相手の家族・親戚・友人への自己紹介)と馴初め(二人が出会ってから結婚に到った軌跡)の紹介

①も ②もある程度イメージされていますが、この③がなかなかイメージ出来ず、そこで披露宴の内容や進行を考えるときに息づまるのではないでしょうか?

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挨拶やスピーチのところでも詳しく述べさせていただきますが、よくあるスピーチの残念な事例をお話します。

【祝辞=新郎新婦におめでとうと言う】 このイメージから、まず新郎新婦の方を向いて『おめでとう!』と言う。そして、例えば新婦友人だったら新婦との思いで話をする。ただ、新婦は思い出話ですから懐かしく聞けますが、その出来事をまったく知らない、その他の列席者は何の話をしているのかさっぱりわからない・・・・。

なぜ、残念なことになるかというと・・・・新婦の友人だから語れる、新婦の人柄がわかる貴重な話をここでするというイメージがまるでなく・・・列席者に、ではなく新婦だけに“おめでとう”といいたくてスピーチするものと思い込んでしまっているからです。

この祝辞という表現が、③の新郎新婦の生立ちを紹介するということを忘れてしまう要因ではないかと思います。 もちろん楽しい時間をみんなで過ごすということで、その盛り上げるための歌や余興もあっていいと思いますが、何をお披露目するのかはしっかり考えて披露宴のプランニングをしていただきたいと思います。 “披露”という言葉から、新郎新婦は衣裳を着てそれだけでは足りず、一昔前は入場などでド派手な演出があったり・・・キャンドルサービスの際の照明がどんどん進化するということもありました。 もりあげるという要因なら、もちろんそれも“あり”だと思いますが、その盛り上げることしかない宴は、結婚披露宴ではなくただの宴です。 くり返しになりますが、結婚披露宴は、“何のためにやるのか”をしっかりわかったうえで、プランニングしていただきたいと思います。   余談ですが・・・名前をつけるって大事だなと思います。 披露宴と呼ぶから、“披露”から連想することだけにスポットがあたってしまったり、祝辞と呼ぶから新婦にだけ話をしてしまったり・・・。

結婚披露宴 ⇒ 結婚報告会、結婚感謝の集い

祝辞 ⇒ 新婦紹介スピーチ   この方が本来の意義にあっているような気が・・・・。

楽しそうじゃない、固い!! と言われそうですが(笑)

 

11 立場を明確に!(後半) 結婚式における新郎家・新婦家の立場とは・・・・。

前回のブログ、新郎新婦の立場編に続いて後半は、新郎家新婦家の立場についてです。

 

招く側と招かれる側でいうと、招く側は新郎家・新婦家です。

 

こう書くと、当たり前だ~!!!!とお叱りを受けそうですが、当日の立ち位置的に、

微妙にわかりづらいと思われているケースがけっこうあるようなんです。

どういうことか、説明します。

新郎家は招く側。これは誰もが理解出来ます。

新婦家が招く側というのが、少しわかりづらいと思われる方が多いようです。

 

結納からの流れで物事を見ると、このわかりづらさが生まれている原因がわかります。

 

結納は・・・・新婦家が新郎家を招いて行われます。

つまり 『招く側』・・・新婦家

『招かれる側』・・・新郎家

そうして考えると・・・今度は(結婚式では)新郎家に新婦家が招かれる!?。

そんな風にして、思ってしまう方や新郎家が結婚式は仕切るもので、新婦家が口出しすべきでないと思ってしまう方もおられるようです。

 

結納返しと結婚式がごっちゃになってしまうことが原因だと思います。

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正解はもちろん新郎家と新婦家が招く側です。

 

最後に(正確にはラスト前<新郎謝辞前>)両家代表謝辞というのがありますね。

司会者は『新郎家を代表して・・・・』とは言いません。

『両家を代表して・・・』と言います。

 

と、いうことで新婦家も招く側ですから、招く側としてしっかり意見を出しどんな披露宴にするかということに大いに関わり、両家がしっかりと把握して結婚式・披露宴をとりおこなうというのが正しいスタンスです。

 

新郎家が新婦家が意見すると、出しゃばってと思うのは間違いです。

新婦家が意見するのはダメなのでなないかというのも間違いです。

とは、いえどなかなか言いづらいものでもあります。

 

そんな時こんな風にアドバイスさせていただいています。

婚約して両家は一つの家族(新郎新婦だけでなく両家です)になることを約束した。

だから、そっちとかこっちと別々ではなく両家は一つの家族として結婚式・披露宴行事を力を合わせて全うする。

こう考えるのが正しいと思います。

10 立場を明確に!(前半) 結婚式における新郎・新婦の立場とは・・・・。

結婚式のお世話をさせていただくことが、きっかけでお会いする新郎・新婦。
とうぜん100組のカップルがいたら、100通りのカップルのタイプがあり200人それぞれ、いろいろな個性があります。
当然それだけいろいろな結婚式・披露宴があります。

そしてその個性の数だけ、さまざまな披露宴スタイルがあってよい!!と思います。

 

けれども、結婚が決まったら絶対に知っておくべきことの一つに新郎・新婦という肩書に伴う立場というものがあります。

ついつい忘れがちなのは・・・招く側・・・ということです。

立場と言ってもいくつかの立場があります。
① 主役。②お祝いされる側。③主催者。そして④招く側です。
こう書くと、そんなこと当たり前!!と、言われそうですが・・打合せしていると案外そうでもないように思います。
A) 比較的、派手にいろいろやりたい派の方は①と②が強くなり・・・。
B )逆に人前が苦手とかいろいろやるのは、見せ物みたいではずかしい派の方は③と④だけ強いか、それもあまりないか・・・。
なんとなく、A)が軽くて、B)はしっかりしているようにも一見、見えますが(そんなことない!という方申し訳ありません)・・・。

私はこの4つの立場全てを全うするべきと考えます。

A)タイプの方でいうと、①②に偏りすぎて、自分が主役だけれども、そのベースには祝ってもらいながらも、そして充分満喫しながらも、おもてなしするということを絶対忘れないということ。
おもてなしといってもそんな凄いことではなく、自分たちがしっかりチョイスして料理を楽しんでもらおうという思いだったり、ギフトもしっかり相手の顔を浮かべながら吟味して選ぶ・・・そんなことです。そしてしっかり挨拶する場面で感謝を表現する。
そんなとこでしょうか。

そして、もう一つのタイプ B)の見せ物じゃない派の方。
私は派手でない=しっかりしている風に見えがちですが、こちらの方達ほど実は招く側として怠っていることがあるのでは・・・と思えることがあります。

例えば・・・挨拶の場面。人前で話すの、苦手なのでやりません。なんて人がたまにおられたりします。

招く側として、しっかり挨拶しないとすると、招かれた側としてはとても残念な気持ちになるのでは・・・と感じます。

そして、この招く側という立場から自分たちを見た時に①の主役ということや②のお祝いされる側ということもしっかり全うするべきではと思います。

何を言いたいかと言いますと、二人におめでとうと言いたい、そして二人の姿を見て「素敵だね」とか「お似合いだね」とか、夫婦で列席されたりすると「自分が結婚したときを思い出した」等々。

主役を全うされるからこそ、結婚式を楽しめるものではないかと思うのです。
また恥ずかしくても、主役という姿をしっかりお見せすることこそ本当のおもてなしではとも感じます。

そんなことで、幸せな新郎新婦になられたら①主役。②お祝いされる側。③主催者。④招く側という、さまざな4つの立場を常に意識して結婚行事を決定していかれるとよいと思います。

あっ!もちろん。当日は招く側だからといって、たいへんな思いで頑張る・・・ではなく、心から自分たち自身が満足して幸せ気分を充分味わう・・・これも主役としてお祝いされる側としての使命だと思いますm(__)m

 

 

9 衣裳について ⇒ 衣裳について考えるときに最初に気持ちを整理するとお得!?

『洋装にしようか』『和装にしようか』『いや!両方着たい!!』
結婚式の衣裳・・・特に新婦様は、結構高いというもともとのイメージがあり、『でも着たい!』という強い憧れがあり・・・。
動き出す前に、いろいろ考えておられることと思います。

その思いの強さ、大小あるにせよ女性は式や披露宴そのものより強い思いがあるのではと実際にお客様と接していて感じるところです。
それを象徴するような場面があります。

挙式場所をまだ決めておられない新婦様に、挙式スタイルの質問をするときがその場面です。
Q 『挙式スタイルは決めておられますか?』
A 『ドレス来たいのでチャペルで』
『お婆ちゃんが花嫁姿は白無垢だというので神社か和が似合う料亭で人前式がしたいです。』
『人前式でも教会式でもいいんですけど・・・・なんか・・・トレーンの長~いドレス着て入場したいというのが憧れです!』
等々・・・・・。

神前挙式がしたい理由で『古き良き日本の伝統を継承したいと思うので神社で挙げます』とか
教会式がしたい理由で『神聖な雰囲気の中親戚だけでなく、友人はじめ多くの方達に見守られて愛を誓いたいので、教会式がいいです』
という方はあまりお見かけしません(笑)

多少強引かもしれませんが・・・・挙式スタイル=私の着たい衣裳と思えるぐらいに、
衣装の憧れは“強い”と感じます。

そんな女性誰もが憧れる、花嫁衣裳だからこそ納得のいく衣裳選びをしていただきたいで
すし、予算がゆるす限り“着たい物(質)を着たいだけ(数)”着ていただきたいと切に
思います。
今は少し違うのかもしれませんが、2~3歳の女の子に『大人になったり何になりたい?』
と聞くと決まってこう答えます。『お嫁さん!』。もう最近はそんな子いないと言われそう
な気もしますが・・・男の子は『旦那さん』とか『お父さん』とは答えない訳ですから、
男性と女性で言えば、やはり女性の方が結婚へのあこがれが強くその憧れの気持ちを
大部分独占しているのが、花嫁衣装だと思います。

さて、そんな誰もが憧れる花嫁衣裳ですが、選び出す前に、しかも洋装か和装かと決める
前に知っておくとお得(になるかも)ということを本日はお伝えします。

それは、『決める前に、見せたい(披露)と残したいという気持ちを整理する』ということ
です。
ドレス
どういうことか、説明します。
結婚式の衣裳は通常結婚式が行われる日に稼働します。(当たり前ですね!)
結婚式は、通常土日祝日に行われます。(最近は平日の夜というのもありますが)
では、月から金曜はどうしているのか?
もちろん次の花嫁さんのために、サイズ直し等のお手入れをしたり直前の週末に花嫁さん
に着ていただいとするとクリーニングしていたりしますが、ほとんどは次着ていただく方
のために展示してあったり、湿度管理された倉庫にかけてあったりします。

ほとんどのドレスが土日祝日にのみ稼働するという前提で料金が決められています。

それが、『入籍はするけど結婚式はしない』という人が増えてからこう呼ばれる商品が出て
きました。

【フォトウエディング】です。

この商品は式場さんや衣装屋さんやスタジオ写真館さんが式をされなくても花嫁姿は
残しませんか?と始めたと言われています。

式や披露宴で着るより金額も安く設定しています。さらに挙式披露宴がない平日はかなり
お安くなります。

ここまで、読んでいただけるともうお解りかもしれませんが、たくさん着ることは不可能
と料金を見てあきらめる前に、衣裳がお安くなる日や場所(例えば式場ではなく美容師さ
んがいるスタジオなど・・・。)に自分を合わせていくと案外もともとの予算で希望点数分
着れることがあるということを知っておくといいと思います。
そして、その時に気持ちを整理しておくと自分自身で判断しやすくなると思うのです。

つまり“着たい”という気持ちは“見せたい”と“残したい”の両方あると思いますが、
“残したい”が強く、それを優先させるとお得になることがあるということです。
LOVE① サイズ変更
着たいという気持ちは、言われてみれば当たり前ですが“残したい”と“見せたい”の
二つの感情があります。
ほとんどの方が2点目や3点目の衣裳を予算的にあきらめられる際に、この残したいと
見せたいが混同して整理できないうちにあきらめられておられるように感じます。

ぜひ、見せたいと残したいという2つの感情にスポットをあてて衣裳選びをしてみてくだ
さい。

ウエディングシーンWARAKUフォトウエディング専門サイト

 

8 チャペル式(PART2) ⇒ 進行そして演出

その1に続きチャペル(プロテスタント)式の進行と演出をお話します。
開式の辞 司式者である牧師が結婚式の開式を宣言。
新郎の入場 列席者一同は起立。最初に新郎が入場し、聖壇前で新婦を待つ。
新婦の入場 新婦は父親と入場、新郎の横に進む。新郎は新婦父より新婦の手を受け取り、新婦とともに祭壇前へ。
賛美歌斉唱 全員起立したまま、列席者一同で賛美歌を歌う。
聖書朗読・祈祷(きとう) 聖書の中から婚姻にふさわしい愛の教えを朗読し、神に祈りを捧げる。
誓約 牧師の問い掛けに、最初に新郎、次に新婦が答えて結婚の誓約をする。
指輪の交換 指輪を交換。新郎、新婦の順に相手の薬指に指輪をはめる。
結婚成立を宣言 神と列席者の前で牧師が、ふたりが夫婦であることを宣言する。
結婚証書に署名 新郎新婦、続いて証人、もしくは牧師が結婚証書に署名をする。
結婚成立の報告・閉式の辞 司式者が結婚が成立したことを列席者へ報告、閉式を伝える。
退場 新郎新婦は腕を組んでバージンロードを退場。
挙式後 教会から退場した後、フラワーシャワーやブーケトス、などの演出が行われる。

いかがでしょう?
チャペル式は進行表を見ただけで、場面が目に浮かびます。
まだ、一般的になって20年ぐらいと考えると、まだまだ最近のことと言えます。
例えば今現在の結婚式のご両親世代ぐらいから、馴染がある(自分が結婚した時に)と言えます。ですから、今の両親世代が小さいころは洋画(ゴットファーザーが有名ですね)でしか見ない別世界のことで、それが自分が結婚する時期にきてようやく現実的なものとなったのです。
これからは両親世代も珍しいものとは捉えられない時代に突入するので、チャペル式ももしかすると新しい形(ただ式の進行は不変ですね)が出てくるかもしれません。
しかしながら、日本人にとっての憧れのチャペル式の今も昔も変わらない人気は入場のシーンと三大演出(あくまで私的意見です)ではないでしょうか?

チャペルの入場と三大人気演出
<入場>新婦とお父様で入場
※少し恥ずかしく照れくさい。その感情が逆に人気となっていると思います。
最近は今のご両親世代よりお父様、お母様と仲が良い世代(新郎新婦)と聞くので、照れくさいが年々減っているかもしれません。

<生演奏>パイプオルガン・聖歌隊
※今でこそ神前式でも生の雅楽を演奏するのが珍しくなくなりましたが、チャペル式が流行る前のホテル内に設置された神社ではテープで雅楽を流すのが当たり前でした。
チャペル=パイプオルガン・聖歌隊というぐらいに生演奏が前提でチャペル式を行うと言う形で人気があります。

<フラワーシャワー>退場
※“友人たちに祝福されて”は正にこの退場シーンが象徴的です。

<ブーケトス>受け取った人が次の花嫁
※新婦と新婦友人。これがどうしてもやりたい、友人の○○ちゃんにトスしたい!

こうしてみると、式の中より入場と退場がチャペルの人気の大きな理由かもしれません。

人前式にしろ神前式にしろチャペル式にしろ進行のそれぞれの意味を知り、意味を感じながら式にのぞむ。このことが、これから始まる新生活の支えになると思います。

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https://www.kashiisyo.jp/sp/morning/view/299#komonoarea

2023年9月23日  H・Y様  富山県 モーニングA6

◆お店からのコメント

ご利用いただき、ありがとうございます。大変うれしいお言葉を、ありがとうございます。更に喜んで頂けるように、努めてまいります。またのご利用をお待ちしております。