カテゴリー別アーカイブ: 結婚に纏わるあれこれ

11 立場を明確に!(後半) 結婚式における新郎家・新婦家の立場とは・・・・。

前回のブログ、新郎新婦の立場編に続いて後半は、新郎家新婦家の立場についてです。

 

招く側と招かれる側でいうと、招く側は新郎家・新婦家です。

 

こう書くと、当たり前だ~!!!!とお叱りを受けそうですが、当日の立ち位置的に、

微妙にわかりづらいと思われているケースがけっこうあるようなんです。

どういうことか、説明します。

新郎家は招く側。これは誰もが理解出来ます。

新婦家が招く側というのが、少しわかりづらいと思われる方が多いようです。

 

結納からの流れで物事を見ると、このわかりづらさが生まれている原因がわかります。

 

結納は・・・・新婦家が新郎家を招いて行われます。

つまり 『招く側』・・・新婦家

『招かれる側』・・・新郎家

そうして考えると・・・今度は(結婚式では)新郎家に新婦家が招かれる!?。

そんな風にして、思ってしまう方や新郎家が結婚式は仕切るもので、新婦家が口出しすべきでないと思ってしまう方もおられるようです。

 

結納返しと結婚式がごっちゃになってしまうことが原因だと思います。

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正解はもちろん新郎家と新婦家が招く側です。

 

最後に(正確にはラスト前<新郎謝辞前>)両家代表謝辞というのがありますね。

司会者は『新郎家を代表して・・・・』とは言いません。

『両家を代表して・・・』と言います。

 

と、いうことで新婦家も招く側ですから、招く側としてしっかり意見を出しどんな披露宴にするかということに大いに関わり、両家がしっかりと把握して結婚式・披露宴をとりおこなうというのが正しいスタンスです。

 

新郎家が新婦家が意見すると、出しゃばってと思うのは間違いです。

新婦家が意見するのはダメなのでなないかというのも間違いです。

とは、いえどなかなか言いづらいものでもあります。

 

そんな時こんな風にアドバイスさせていただいています。

婚約して両家は一つの家族(新郎新婦だけでなく両家です)になることを約束した。

だから、そっちとかこっちと別々ではなく両家は一つの家族として結婚式・披露宴行事を力を合わせて全うする。

こう考えるのが正しいと思います。

10 立場を明確に!(前半) 結婚式における新郎・新婦の立場とは・・・・。

結婚式のお世話をさせていただくことが、きっかけでお会いする新郎・新婦。
とうぜん100組のカップルがいたら、100通りのカップルのタイプがあり200人それぞれ、いろいろな個性があります。
当然それだけいろいろな結婚式・披露宴があります。

そしてその個性の数だけ、さまざまな披露宴スタイルがあってよい!!と思います。

 

けれども、結婚が決まったら絶対に知っておくべきことの一つに新郎・新婦という肩書に伴う立場というものがあります。

ついつい忘れがちなのは・・・招く側・・・ということです。

立場と言ってもいくつかの立場があります。
① 主役。②お祝いされる側。③主催者。そして④招く側です。
こう書くと、そんなこと当たり前!!と、言われそうですが・・打合せしていると案外そうでもないように思います。
A) 比較的、派手にいろいろやりたい派の方は①と②が強くなり・・・。
B )逆に人前が苦手とかいろいろやるのは、見せ物みたいではずかしい派の方は③と④だけ強いか、それもあまりないか・・・。
なんとなく、A)が軽くて、B)はしっかりしているようにも一見、見えますが(そんなことない!という方申し訳ありません)・・・。

私はこの4つの立場全てを全うするべきと考えます。

A)タイプの方でいうと、①②に偏りすぎて、自分が主役だけれども、そのベースには祝ってもらいながらも、そして充分満喫しながらも、おもてなしするということを絶対忘れないということ。
おもてなしといってもそんな凄いことではなく、自分たちがしっかりチョイスして料理を楽しんでもらおうという思いだったり、ギフトもしっかり相手の顔を浮かべながら吟味して選ぶ・・・そんなことです。そしてしっかり挨拶する場面で感謝を表現する。
そんなとこでしょうか。

そして、もう一つのタイプ B)の見せ物じゃない派の方。
私は派手でない=しっかりしている風に見えがちですが、こちらの方達ほど実は招く側として怠っていることがあるのでは・・・と思えることがあります。

例えば・・・挨拶の場面。人前で話すの、苦手なのでやりません。なんて人がたまにおられたりします。

招く側として、しっかり挨拶しないとすると、招かれた側としてはとても残念な気持ちになるのでは・・・と感じます。

そして、この招く側という立場から自分たちを見た時に①の主役ということや②のお祝いされる側ということもしっかり全うするべきではと思います。

何を言いたいかと言いますと、二人におめでとうと言いたい、そして二人の姿を見て「素敵だね」とか「お似合いだね」とか、夫婦で列席されたりすると「自分が結婚したときを思い出した」等々。

主役を全うされるからこそ、結婚式を楽しめるものではないかと思うのです。
また恥ずかしくても、主役という姿をしっかりお見せすることこそ本当のおもてなしではとも感じます。

そんなことで、幸せな新郎新婦になられたら①主役。②お祝いされる側。③主催者。④招く側という、さまざな4つの立場を常に意識して結婚行事を決定していかれるとよいと思います。

あっ!もちろん。当日は招く側だからといって、たいへんな思いで頑張る・・・ではなく、心から自分たち自身が満足して幸せ気分を充分味わう・・・これも主役としてお祝いされる側としての使命だと思いますm(__)m

 

 

9 衣裳について ⇒ 衣裳について考えるときに最初に気持ちを整理するとお得!?

『洋装にしようか』『和装にしようか』『いや!両方着たい!!』
結婚式の衣裳・・・特に新婦様は、結構高いというもともとのイメージがあり、『でも着たい!』という強い憧れがあり・・・。
動き出す前に、いろいろ考えておられることと思います。

その思いの強さ、大小あるにせよ女性は式や披露宴そのものより強い思いがあるのではと実際にお客様と接していて感じるところです。
それを象徴するような場面があります。

挙式場所をまだ決めておられない新婦様に、挙式スタイルの質問をするときがその場面です。
Q 『挙式スタイルは決めておられますか?』
A 『ドレス来たいのでチャペルで』
『お婆ちゃんが花嫁姿は白無垢だというので神社か和が似合う料亭で人前式がしたいです。』
『人前式でも教会式でもいいんですけど・・・・なんか・・・トレーンの長~いドレス着て入場したいというのが憧れです!』
等々・・・・・。

神前挙式がしたい理由で『古き良き日本の伝統を継承したいと思うので神社で挙げます』とか
教会式がしたい理由で『神聖な雰囲気の中親戚だけでなく、友人はじめ多くの方達に見守られて愛を誓いたいので、教会式がいいです』
という方はあまりお見かけしません(笑)

多少強引かもしれませんが・・・・挙式スタイル=私の着たい衣裳と思えるぐらいに、
衣装の憧れは“強い”と感じます。

そんな女性誰もが憧れる、花嫁衣裳だからこそ納得のいく衣裳選びをしていただきたいで
すし、予算がゆるす限り“着たい物(質)を着たいだけ(数)”着ていただきたいと切に
思います。
今は少し違うのかもしれませんが、2~3歳の女の子に『大人になったり何になりたい?』
と聞くと決まってこう答えます。『お嫁さん!』。もう最近はそんな子いないと言われそう
な気もしますが・・・男の子は『旦那さん』とか『お父さん』とは答えない訳ですから、
男性と女性で言えば、やはり女性の方が結婚へのあこがれが強くその憧れの気持ちを
大部分独占しているのが、花嫁衣装だと思います。

さて、そんな誰もが憧れる花嫁衣裳ですが、選び出す前に、しかも洋装か和装かと決める
前に知っておくとお得(になるかも)ということを本日はお伝えします。

それは、『決める前に、見せたい(披露)と残したいという気持ちを整理する』ということ
です。
ドレス
どういうことか、説明します。
結婚式の衣裳は通常結婚式が行われる日に稼働します。(当たり前ですね!)
結婚式は、通常土日祝日に行われます。(最近は平日の夜というのもありますが)
では、月から金曜はどうしているのか?
もちろん次の花嫁さんのために、サイズ直し等のお手入れをしたり直前の週末に花嫁さん
に着ていただいとするとクリーニングしていたりしますが、ほとんどは次着ていただく方
のために展示してあったり、湿度管理された倉庫にかけてあったりします。

ほとんどのドレスが土日祝日にのみ稼働するという前提で料金が決められています。

それが、『入籍はするけど結婚式はしない』という人が増えてからこう呼ばれる商品が出て
きました。

【フォトウエディング】です。

この商品は式場さんや衣装屋さんやスタジオ写真館さんが式をされなくても花嫁姿は
残しませんか?と始めたと言われています。

式や披露宴で着るより金額も安く設定しています。さらに挙式披露宴がない平日はかなり
お安くなります。

ここまで、読んでいただけるともうお解りかもしれませんが、たくさん着ることは不可能
と料金を見てあきらめる前に、衣裳がお安くなる日や場所(例えば式場ではなく美容師さ
んがいるスタジオなど・・・。)に自分を合わせていくと案外もともとの予算で希望点数分
着れることがあるということを知っておくといいと思います。
そして、その時に気持ちを整理しておくと自分自身で判断しやすくなると思うのです。

つまり“着たい”という気持ちは“見せたい”と“残したい”の両方あると思いますが、
“残したい”が強く、それを優先させるとお得になることがあるということです。
LOVE① サイズ変更
着たいという気持ちは、言われてみれば当たり前ですが“残したい”と“見せたい”の
二つの感情があります。
ほとんどの方が2点目や3点目の衣裳を予算的にあきらめられる際に、この残したいと
見せたいが混同して整理できないうちにあきらめられておられるように感じます。

ぜひ、見せたいと残したいという2つの感情にスポットをあてて衣裳選びをしてみてくだ
さい。

ウエディングシーンWARAKUフォトウエディング専門サイト

 

8 チャペル式(PART2) ⇒ 進行そして演出

その1に続きチャペル(プロテスタント)式の進行と演出をお話します。
開式の辞 司式者である牧師が結婚式の開式を宣言。
新郎の入場 列席者一同は起立。最初に新郎が入場し、聖壇前で新婦を待つ。
新婦の入場 新婦は父親と入場、新郎の横に進む。新郎は新婦父より新婦の手を受け取り、新婦とともに祭壇前へ。
賛美歌斉唱 全員起立したまま、列席者一同で賛美歌を歌う。
聖書朗読・祈祷(きとう) 聖書の中から婚姻にふさわしい愛の教えを朗読し、神に祈りを捧げる。
誓約 牧師の問い掛けに、最初に新郎、次に新婦が答えて結婚の誓約をする。
指輪の交換 指輪を交換。新郎、新婦の順に相手の薬指に指輪をはめる。
結婚成立を宣言 神と列席者の前で牧師が、ふたりが夫婦であることを宣言する。
結婚証書に署名 新郎新婦、続いて証人、もしくは牧師が結婚証書に署名をする。
結婚成立の報告・閉式の辞 司式者が結婚が成立したことを列席者へ報告、閉式を伝える。
退場 新郎新婦は腕を組んでバージンロードを退場。
挙式後 教会から退場した後、フラワーシャワーやブーケトス、などの演出が行われる。

いかがでしょう?
チャペル式は進行表を見ただけで、場面が目に浮かびます。
まだ、一般的になって20年ぐらいと考えると、まだまだ最近のことと言えます。
例えば今現在の結婚式のご両親世代ぐらいから、馴染がある(自分が結婚した時に)と言えます。ですから、今の両親世代が小さいころは洋画(ゴットファーザーが有名ですね)でしか見ない別世界のことで、それが自分が結婚する時期にきてようやく現実的なものとなったのです。
これからは両親世代も珍しいものとは捉えられない時代に突入するので、チャペル式ももしかすると新しい形(ただ式の進行は不変ですね)が出てくるかもしれません。
しかしながら、日本人にとっての憧れのチャペル式の今も昔も変わらない人気は入場のシーンと三大演出(あくまで私的意見です)ではないでしょうか?

チャペルの入場と三大人気演出
<入場>新婦とお父様で入場
※少し恥ずかしく照れくさい。その感情が逆に人気となっていると思います。
最近は今のご両親世代よりお父様、お母様と仲が良い世代(新郎新婦)と聞くので、照れくさいが年々減っているかもしれません。

<生演奏>パイプオルガン・聖歌隊
※今でこそ神前式でも生の雅楽を演奏するのが珍しくなくなりましたが、チャペル式が流行る前のホテル内に設置された神社ではテープで雅楽を流すのが当たり前でした。
チャペル=パイプオルガン・聖歌隊というぐらいに生演奏が前提でチャペル式を行うと言う形で人気があります。

<フラワーシャワー>退場
※“友人たちに祝福されて”は正にこの退場シーンが象徴的です。

<ブーケトス>受け取った人が次の花嫁
※新婦と新婦友人。これがどうしてもやりたい、友人の○○ちゃんにトスしたい!

こうしてみると、式の中より入場と退場がチャペルの人気の大きな理由かもしれません。

人前式にしろ神前式にしろチャペル式にしろ進行のそれぞれの意味を知り、意味を感じながら式にのぞむ。このことが、これから始まる新生活の支えになると思います。

7.チャペル式(PART 1) ⇒カトリック(新郎・新婦のいずれかが信者) プロテスタント(誰でもできる)


<チャペル式の魅力>
今や結婚式と言えば神社よりチャペル式が圧倒的に主流となっています。日本での歴史は、いろんな説がありますが、1981年のダイアナ妃の結婚式がきっかけで一気にチャペルブーム(正確にはウエディングドレスブームと言った方がよいかもしれません)になったと言われております。
そこまでチャペル式が拡がり、一時のブームではなく定着したのはそれだけ魅力があり、日本人にも受け入れやすい形式だったと言えると思います。
よく、『式のスタイルのご希望は?』とお聞きして、『チャペル!』と答える方に次の質問をします。
『チャペルのどこに魅力を感じておられますか?』
そうして返ってくる答えで多いのは・・・・。
① 『なんとなく、雰囲気がいい(憧れている)』
② 『ヴァージンロード!』
③ 『ドレス!』
④ 『かつらが嫌なので・・・。』
⑤ 『みんなに祝ってもらえる』
だいたい①~④の4つが多いのではないかと思います。
① と②は本来教会式がもつ独特のムードやプログラムのことを指していて
③ と④が衣裳に関すること、⑤が列席者のこととなります。
衣裳を除く①と②と⑤が教会式の魅力のことを指しています。
つまり教会式とは
“みんなに見守られながら、厳かな雰囲気の中、愛を誓う式”
と表現出来ると思います。
この詳しい次第(プログラム)や魅力の演出は別の機会に述べさせていただきますが、
魅力の一つにあげられる“みんなに見守られる”は最近だと少しぴんとこない人もいるのではないでしょうか?
今のように教会式が主流になる前はほとんどの方が神前式でした。
それも神社でなくホテルや式場の中にある神殿で式を挙げられる方が圧倒的に多かったのです。
神前式がもともと家族と親戚が参列して挙げる意味合いが強いこと、そしてホテルや式場の中に造られた神殿は列席出来る人数が2~30人のキャパに神殿がほとんどだったため、式に友人が列席するということはほとんどありませんでした。
そんな背景から、チャペルブームになり次々とホテルや式場では、チャペルが造られたわけですが、神殿より大きい広さで創られ友人も列席できるようになったこと、そして神前式と違い教会式は親族だけでなく友人や知人も列席が可能なため、教会式=たくさんの人(友人や知人)に祝ってもらえるという構図が確立されました。
チャペル入場と言えば新婦と新婦父で入場、退場と言えば友人など多くの人からフラワーシャワーで祝福という入退場の神前式にはない演出も人気を呼び一気に拡まりました。
その教会式が定着してからは、ホテル内に造られる神殿が教会のように友人も列席出来る大きな神殿だったり、最近は新たに神社式が人気になり、もともと神社だとホテル内の神殿より収容人数が大きいため神社式に友人や知人も列席することが増えてきたので、教会式がみんなに祝ってもらえるというと最近は神前もみんなに祝ってもらえるようになってきているとこともあるので、列席者の違いは少なくなってきてます。
ただ教会式が人気が出始めて定着するまでの間はチャペル=友人も列席 神前=親戚のみということが一番大きな違いでした。
この2~30年の間で、人気に火がつき一気に定着するまでになった教会式ですが、人気が出始めたころはよく(特に両親)こんな質問をされました。
『うちは、クリスチャン(キリスト教徒)ではないのだけれども、子供たちが教会で挙げたいと言い出して困っている。そもそも仏教徒でも挙げれるのか?』
今ではこんな質問さすがに、されなくなりましたが・・・20年前ぐらいまでは、新郎新婦が教会式と言っていることがとても特別な、ご両親からすると“変わったこと”言い出しているという視点で捉えられる方が多くおられました。
CHAPEL イメージ

<チャペル式の宗派とは>
今では仏教徒でも、教会式を挙げられるということを皆様ご存じですね。
では、教会式はどのキリスト教でも誰でも挙げられるのかというと答えは“NO”です。
教会の宗派は、大きく分けて2つあり『カトリック』と『プロテスタント』があります。
プロテスタントは信仰宗教に関係なく誰でも挙式出来ますが、カトリックは両名もしくはどちらかが信者でなければ挙式を挙げることが出来ません。
ですので、通常ホテルや専門式場で教会式を挙げられる場合は、『プロテスタント』ということになります。
式を進行する方のことも、牧師と言ったり、神父と言ったり皆さんそれぞれなのですが、
カトリック=神父 プロテスタント=牧師と決まっています。その他 下記のような違いがあります。

《カトリック》
(司会者) 神父
(バージンロード) 赤か緑
(神を拝す場所)御堂
(再婚者の結婚)不可
(神を拝す式)ミサ
(十字架)キリスト像がついている

《プロテスタント》
(司会者) 牧師
(バージンロード) 白
(神を拝す場所)礼拝堂
(再婚者の結婚)可(理由により)
(神を拝す式)礼拝
(十字架)十字架のみ

いかがでしょう?

式を決める段階になって式場担当者から説明を聞き、それで種類があることに気づく人も多いようです。またその説明もなんとなく、聞いてしまって忘れたり・・・。
せっかく一生に一度の式を挙げるのですから宗派のこと、スタイルの違いは知っておいた方がよいと思います。
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6.神前式・チャペル式 ⇒ 希望動機はロケーション!?

結婚することが決まったら、式をどんなスタイルでするか、を一番最初に決められる方が多いのでは?と思います。
神前式とチャペル式の違いは、一言でいえば宗派が違うということです。

実際は私はキリスト教がいいとか神道(日本独自の宗教。仏教とは違います)がいいとか、そんな言い方される方はまずおられません。

式場の選択に、この挙式会場が含まれ、『〇〇という会場のチャペルがいい』とか『○○神社で挙げたい』など・・・。
つまり式のスタイルの希望動機は、“どんな宗派で”ではなく“どこの場所で”がほとんどの方の希望動機であり、それはロケーションのことを指しているということになります。

宗派のことでいうと、日本では宗派は仏教の方が圧倒的に多いと思いますが、普通に考えれば仏教=寺=仏式が多くなるはずですが、日本式というと神前式(お寺で挙げる仏式も、もちろん存在します)のことを一般的には指します。特に改宗しなくても普通に出来ます。
神道と仏教は違う宗教ですが、ここ日本では家に神棚(神道)も仏壇(仏教)もあり、共存していたりします。このあたりのことは結婚する上で知っている必要はまったくないのですが、神社で式を挙げられる方でしたら知っておくとよいことでもあると思います。

完全に横道にそれましたが、式はほとんどの方が“どんな場所で”つまりはロケーションで選ばれているということかと思います。

また“和(神前式)”か“洋(教会式)”かという表現をされる場合は、ロケーションに近いのですが和装(白無垢)か洋装(ドレス)かをイメージしておられることが多く、つまりは着たい衣裳が式のスタイルを決めるということもあります。

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この根底にあるのは、残す(画像)イメージがすごく強いのではないかと感じます。
一生に一回、生涯を共にする相手との約束をするその場面だから自分がどんな衣裳で背景はどんな場所で・・・。
最も大切な場面だからこそ、のちのちその時のことを臨場感を持って思い出すであろう写真のことも一緒にイメージして式場を決定していただきたいと思います。

5.人前式 ⇒ 候補にあがるのに人前式が何か知らない!?

最初にご来店いただいた新郎新婦様にアンケートを書いてもらいます。
挙式の希望欄で人前式にチェック入れられる方に希望される理由をお聞きするシーンで・・・。

プランナー)『人前式を希望されていますが、どんな人前式を希望されていますか?』
新郎新婦)『特に希望はありません』
プランナー)『それでは場所はどこか希望はありますか?』
新郎新婦)『特に希望はありません』
プランナー)『・・・・・・・・。』

よくあるシーンです。
なぜ人前式を希望されているのに希望がないのか・・・・。
BISCALIA

 

<人前式>
形式や格式にとらわれず、列席者に結婚の証人となってもらうスタイル。
ふたりに縁のある場所を会場にしたり、ふたりで考えたオリジナル進行で行うことも可能。

① 列席者に証人になってもらう。
② 会場を自由に選べる。
③ オリジナルな進行で行うことが出来る。

① ~③の3つが主な人前式の特徴です。

冒頭のようなシーンはなぜおきるのでしょう!?
次の質問をするとすぐに答えが出ます!!
プランナー)『なぜ、人前式にしようと思われたのですか?』
新郎新婦)『人前でキスするのがちょっと・・・・。』
『三々九度とか、何かかしこまった感じが抵抗あるんです。』

答えはまちまちなのですが、人前式を希望しているけど人前式のことは良く知らないと言う方の共通点は1つ!
教会式のここが嫌、神前式のここが嫌というそれぞれ思い描く自分自身にとってのマイナスなところを避けるための“人前式希望”なのです。
もちろん、人前式に決まりはありません。〇〇式のこの部分を省いて式をするから人前式というのはチョイスとしては正解です。

ただ教会式にしろ、神前式にしろ、教会や神社に事前に確認してみて、式のここを省きたいだったり式でこの行事を追加したいと事前に聞いてみると案外すんなり通ったと言う事例がたくさんあります。
まずは、やりたくないということがあれば事前に教会や神社に聞いてみることをおすすめします。
またやりたくないことをやらないという理由で人前式になったとしても、先に述べさせていただいた人前式の特徴《①列席者に証人になってもらう。②会場を自由に選べる。③オリジナルな進行で行うことが出来る。》をしっかり把握して人前式を行ってほしいと思います。

自分自身にとって一生に一度の大切な行事です。
式の特徴だけでなく、なぜそれをするのかの意味をしっかり理解して式を挙げてほしいと思います。

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4 当日の披露宴の演出 ~どう見せたいか?の前に何のためにやるかを考える~

今から2~30年前の結婚式では、結婚披露宴の演出というとキャンドルの点火の際にシャボン玉を飛ばすとか・・・・ドライアイスがもくもくと出ている中でケーキ入刀をするとか・・・・。新郎新婦を舞台に立つ歌手のように演出する、“見せる”演出というものが大流行でした。
バブル期のころの話です。
最近はゲストにどう喜んでもらうか、どう参加してもらうかという本来の観点で“あたたかい”演出を心がけるようになってきているようです。




同じ演出をするにも、下記のような考え方を心がけると披露宴の演出の作り方が見えてくると思います。

<どう見せるか ⇒ 何をどう伝えるか>
披露宴ではしっかり伝えるべきことがあります。
① 新郎新婦の生立ち
② 新郎新婦の馴初め
生立ちは相手側の列席者(新郎であれば新婦側)を中心に自分自身がどう生きてきたかということをしっかり伝えることが大切です。
馴初めは二人がどう出会って今日まで来たかをしっかり伝えることが大切です。




① ②この二つを伝えることが披露宴の目的です。
何のためにやるのか、から完全に外れてしまう演出はその後自分自身の心も列席者の心にも残らないものになると思います。
ぜひ披露宴のプログラム作りには、そもそも披露宴は何のためにやるのかを常に意識して組み立ててみてください。

鏡

当社主催のキモノショー2014(毎年開催しているキモノフッションショーです)の模様です。


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3 『婚約から結婚の当日までのスケジュール』 ⇒ 本来の意味を考える

結婚式準備にはどのぐらいの期間が必要でしょうか?

時計

半年!? 一年!? 三か月!?
この決めて動き出してから挙式日までの期間ですが、早い方は1年、直近で動かれる方で短い方は1か月(フォトウエディング<写真のみの結婚式>だと1週間)とカップルにより様々です。
現場ではこんな相談を受けます。
『半年後に結婚したいんだけど、今から間に合いますか?』
『来月挙式しようと思うんだけど、もう動いた方がいいですか?』




先の方は半年あるので、理想的ですよね。間に合うというより丁度いい。
後の方は、1か月後ということは当然もう動かなくてはならない。

リードタイムの感覚にこれほど個人差があるのは、結婚だけではないでしょうか。
手帳

では、なぜこれほど差が生まれるのか。
先の充分時間があるのに、足りないのではと考える方も時間があまりない(もちろん会場に空きがあって、列席者が来れるという条件が整えば1か月でも間に合います)のに、一見少しゆっくりしてらっしゃる方も根本にあるのは同じではないかと思います。

それは・・・・。

『結婚は決まったけど、どの順番で何をしたらよいかわからない!!!!』
ここにリードタイムの大きな差が生まれるのではないかと思います。

ではいつごろがよいか?という問いに対しての定番の答えを2つ紹介します。
『早ければ早い方がいい』 これは自分がいいと思った日に会場が空いている、いいと思った衣裳が空いているなど予約に関することです。けっして準備が早ければ早い方がよいということではありません。

『半年前』もしくは『3か月前』 半年前の意味は、3カ月前に招待状を出してからは決めることがたくさん出てきて余裕がなくなるので、その前に“やらなければならない”ではなく“やりたい”が考えやすいのが半年前という理由であると思います。
また3か月前は招待状を出すタイミング(早すぎず遅すぎず)そのものを指していると思います。
自分が気に入った会場が自分のいいと思う日時に空いている・・にこしたことはないので会場押さえはやはり早い方がいいという(当たり前ですが)ことになります。
ただ会場押さえが終わったあとは、4~6か月前から準備するのが理想ではないでしょうか?
“やらなければならない”の前に“やりたいこと”を自由に考える時間をたっぷりとっておくというのが理想です。
ただ、当日の進行などを早い時期(例えば半年前)にすると当日に近い時期ですでに思いが薄れてしまったりするものです。
打合せ内容により、それぞれ挙式日から逆算してちょうどよい時期というものがあるように思います。

2 『結婚式(挙式・披露宴)』「それぞれの家で考えると納得!結婚の基礎の基礎 』

『結納』「それぞれの家で考えると納得!結納の基礎の基礎」からぜひご覧ください。
結婚式は結納ほどの混乱はないようですが、それでも結婚式もそれぞれの家で実施すると考えると本来の形が見えてきます。
結納は新婦家とするなら結婚式は新郎家の家と想定すると結婚式(挙式・披露宴)が何を意味してそれぞれの立場で何をすればよいかがわかります。




新郎家(主催者)がお客様を招いておもてなしをする。結婚した二人を披露する。
これが本来の意味です。
ただ結納が<誰が>新婦家が<誰を>新郎家を・・・。であるのに対して結婚式(挙式)や披露宴は<誰が>新郎家(主体)と新婦家が <誰を>親戚・友人・主賓など身近な方を・・・・。となります。




新郎家が主体ですが新郎家と新婦家があくまで主催者です。

披露宴のよくあるエンディングの光景。
末席に新郎新婦と両親が一列に並び、①新郎のお父様が挨拶 ②新郎が挨拶というシーンをよく見られると思います。
新郎お父様の挨拶は、新郎父挨拶というプログラムではなく『両家代表謝辞』と言います。
つまりは、招いた側(新郎家と新婦家)の代表者が今日はありがとうという御礼を述べる場面ということです。

細々(コマゴマ)と書きましたが、結婚式や披露宴は一生に一度で皆さん思い入れが強い分、たくさんの演出や商品があります。
ただそのたくさんの演出や商品があることで、本来の意味がわかりづらくなっているかもしれません。
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